フィルムを袋状にするためには、密封しなければなりません。これをシール、封緘といいます。フレキシブル包装で、シールというのは、ヒートシールが普通となります。ヒートシールというのは、加熱、冷却という熱の授受だけでシールができます。これは高速性、経済性、安定性という面から最も優れているからです。積層フィルムの内側に、ヒートシールするための張り合わせるフィルムをシール材とかシーラントというように呼びます。積層フィルムには、さらに基材と、シーラントの間に、バリヤー性を与えるためにさらにもう一枚フィルムを挟んだりします。これを間材といったり、中間財といったりします。基材フィルムとして用いられる主要なフィルムとしては、ＯＰＰ，ポリエステル、ナイロン、そしてそれらのポリ塩化ビニリデンコートフィルムがあります。
